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2025年3月2日礼拝説教

  • mbchurch
  • 3月16日
  • 読了時間: 2分

2025年3月2日の礼拝メッセージの要約です。説教者:倉嶋新

ヨハネの福音書4章7節~26節「そのままの自分を生きる」

 

1. 永遠のいのちへの水

イエスはユダヤからガリラヤまでの旅の途中、サマリヤを通られました。お昼頃、イエスが旅のお疲れで井戸の傍らに腰をおろしておられると、ひとりのサマリヤの女が水をくみに来たのです。当時、ユダヤ人とサマリヤ人は敵対関係にありました。ユダヤ人であるイエスに声をかけられたこの女性はひどく驚いたことでしょう。しかし、イエスはこの女性に「生ける水」「永遠のいのちへの水」をお与えになると言われ、その水を飲む者は決して渇くことがないとおっしゃいました。これは、肉体的な渇きではなく、魂の渇きを潤す水、つまり後に送られる聖霊のことを指しているのでした。しかし、この時の彼女にはまだよくわかりませんでした。

 

2. 霊とまことによる礼拝

そんな彼女に、イエスは突然夫を呼んでくるようにと言われます。彼女は「私には夫はありません」と答えましたが、イエスは彼女が過去に5 回も結婚と離婚を繰り返し、今は婚姻関係にない男性と一緒にいることを話されました。愛されることを求め続けてきて、それでも今だに得られていない彼女の魂の渇きをイエスはご存知でした。そして、彼女を裁きもせずさげすむこともなさらず、あなたのその魂の渇きを癒すために私はここに来たのだと、深い愛を持って穏やかなまなざしを向けられたのです。そのままの自分が受け入れられ、罪赦されたことを感じた彼女はイエスの背後に神を感じ、礼拝を望み、霊とまことによる礼拝が大切であることを教わります。つまり、聖霊の助けによって私たちが神の愛の中に生かされていることを知らされ、その恵みと真理に満ちた神を礼拝するのです。

 

3. そのままの自分を生きる

彼女は、今や39 節にあるようにイエスを力強く証しし、神の愛のうちに生きる者へと変えられました。しかし、それは彼女がそれまでとは違う素晴らしい人間になったわけではありません。そのままの彼女自身を生きることができるようになったのです。罪深い自分さえもそのままで愛されていることを知り、その自分に働いて新たな者へと変えて下さる主にお従いする歩みです。私たちの日々の生活の中で、私たちをキリストに似た者へと変えて下さるのが聖霊の働きです。それが、私たちのうちで泉となる「生ける水」「永遠のいのちへの水」なのです。そのままの自分を生きる時に、私たちは新たな自分へと導かれていくのです。

 
 
 

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