2025年4月6日礼拝説教
- mbchurch
- 4月10日
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2025年4月6日の礼拝メッセージの要約です。説教者:倉嶋新
マタイの福音書13章1節~9節「キリストの問いかけ」
1. イエスのたとえ
イエスは船の上から群衆に向けてたとえ話を語りました。「見よ。種を蒔く人が種蒔きに出かけた。」そして、幾つかの種の話が出てきます。一つ目は道端に落ちた種。二つ目は岩地に落ちた種。三つ目は茨の間に落ちた種。そして四つ目は、良い地に落ち、実を結んだ種のたとえでした。
2. たとえの意味
このたとえの解説は18節から23 節にかけて語られます。まず種が何かが明らかになります。それは「御国のことば」「みことば」です。道端に落ちた種は芽が出ません。岩地に落ちた種は何とか根は出ますが、結局枯れてしまいます。茨の間に落ちた種も実を結ぶに至りません。良い地に落ちた種は、実を結び、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍になりました。このたとえは、みことばを聴く私たちが、「良い地」であるかどうか、そのことを問うています。何が難しいのかと言えば、どうしたら「良い地」となれるのだろうか、という点にあるでしょう。このたとえは「教え」というよりも、「問いかけ」に近いものです。イエスは、あなたは「良い地」であるのか、と問いかけているのです。
3. みことばを悟るということ
イエスは、ここでみことばを「悟る」ことの重要性を語っています。それは、みことばから考えはじめ、その意味を深く理解するに至るということです。それは、ただ聞くだけでは起こりえないことでしょう。私たちをいのちの道へと導くために、イエスは私たちに「耳のある者は聞きなさい。」「みことばを聞いて悟りなさい」と問いかけられます。みことばを通して、神の語りかけに耳を傾け、考え、祈り、理解し、変えられていく歩み。そのような「良い地」へと変えられ続けてまいりましょう。
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